平成24年司法試験合格者

 渋谷 康華/平成20年度修了生   岡山大学ロースクールの魅力
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 私は法学部以外の出身で、岡大ロースクールに入学するまで、法律を全く知りませんでした。そのような完全な未修者の私が何とか司法試験に合格できた今、岡大ロースクールに通って、本当に良かったと思っています。

 岡大ロースクールの魅力は、何といっても少人数で家庭的な雰囲気にみちたところです。
 学生の人数が少ないので、自習室等でも入学後すぐ上の学年の方とも知り合いになれ、いろいろ教えていただいたり、相談にのっていただいたりして、大きな安心感がありました。

 また同級生もすぐに名前と顔が覚えられ、法学部出身でない私は、法学部出身の方々に勉強面で様々な手助けをいただきました。今でもとても感謝しています。
 また、資料室がありますが、そこのスタッフの方も、学生の顔と名前を覚えていてくださり、親しみやすい温かい雰囲気で、とてもいい感じです。
 さらに、先生方も、私のような全く法律を知らなかった学生にも熱心に指導して下さいました。岡大ロースクールでの授業があったからこそ、修了後合格までの3年間、自分で勉強することができたと思っています。
 今の私の合格は皆さんとの出会いがあったからです。本当にありがとうございました。

 山本 多美子/平成20年度修了生

 こんにちは。岡山大学法務研究科3期未修の山本多美子と申します。私は法学部以外の学部を卒業した社会人ですが、働きながら法科大学院を卒業し合格することができました。このHPを見ておられている方は、司法試験の受験を考えている方だと思います。このような私でも合格することができると言うことが、勉強の励みになれば幸いです。

1 問題点の把握と課題の設定
 合格答案を書くという目標のために、自分の答案の何が足りなくて合格答案に達しないのかという問題点を考えました。次に、問題点を解決するための課題として、科目毎にやるべき問題集や演習書を書き上げ、それに優先順位をつけました。そして、優先順位の高いものから順次取り組み、それぞれに、終了予定日を設け、計画を細分化しました。
 自分の問題点が明らかとなれば、やるべき課題も自ずと明らかになります。問題点の把握のために出題趣旨や、合格者の答案をじっくりと分析しました。

2 勉強時間の工夫
 仕事をしているため、他の受験生よりも勉強時間が少なく、とりわけ1月から5月までの間、つまり試験に向けて他の受験生が猛烈に勉強をしている時期が、仕事の繁忙期であるため、特に勉強時間が確保しにくいという事情があります。そこで、少ない勉強時間をカバーする工夫と、仕事の繁忙期を見越して勉強のスケジュールを立て、これを実施していく工夫が必要でした。
 少ない勉強時間をカバーする工夫として、問題集や演習書は何度も繰返し使用しました。同じ問題集の解答でも、繰返し使用するほうが読む速度が早く、読む視点が変われば、新たな発見がありました。
 又、計画どおりスケジュールを実施するために、明日取り組む箇所をノートに書上げてから就寝していました。こうすることで、本日の反省ができ、明朝スムーズに勉強を開始することができました。そして、常に短答問題集や読みかけの本を持ち歩き、細切れの空き時間に読み、勉強をしていました。

3 最後に
 働きながら司法試験を目指すという挑戦を実らせることができたのは、良い先生方や仲間に出会えたからこそ。在学生や法曹を目指す多くの方が、岡山大学で学び、司法試験を突破することを願っています。

 板谷 多摩樹/平成21年度修了生
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 平成19年に4期未修として岡山大学大学院法務研究科に入学した、板谷多摩樹と申します。平成22年3月に卒業し、今年3回目の挑戦で、平成24年度司法試験に合格しました。

 私は、ロースクール在学中は授業の予習復習を中心に勉強していました。本研究科には自習室が備わっていますし、資料室には全科目の教科書をはじめ、判例集や過去問集、法律雑誌等が置かれており、調べたいことがある時は自由に利用することができるため、勉強しやすい環境が整っています。また、同じく自由に利用できるディスカッションルームで、友人達と議論しながら勉強することもできます。

 さらに、本研究科を卒業した修了生に対しても、自習室や資料室等の利用を可能にして下さっている上、先生方や先輩方が修了生向けのゼミや講座を開講しておられます。そのため、私のように、卒業後2回、3回と試験に挑戦しようとする受験生へのサポートも行き届いたロースクールといえるでしょう。
 これから岡山大学ロースクールに入学される方は、ぜひこの充実した環境の下、伸び伸びと勉学に励んで頂きたいと思います。

 中井 拓司/平成21年度修了生

 携帯電話を片手に、私(4期未修:中井)は記憶の渦に飲まれていた。

 それは一年と少し前のことである。わずかに一点合格ラインに足りなかった短答式の成績通知書を持ったまま私は呆然としていた。世界が灰色に変化した。目眩に襲われて私はベッドに倒れこむ。全力を尽くしたはずだった。努力は報われるのではないのか。諦めなければ成功の光が見えるのではないのか。すべてを打ち砕く成績通知書に、私はなすすべもなかった。その日、努力だけではどうにもならないことがあることを知ったのだ。

 それは一年近く前のことである。二回目の司法試験失敗により岡山大学から放り出されるのではないかと思っていたが、ちゃんとフォローしてくれることを知り、私は少し回復していた。仮にフォローがなければ私は実家で腐っていっただろう。有り難いことである。そして私は連続三回目の受験を決意した。論文試験の解説を聞き、もう手に届かないのではないかと思ったものが届きうるのだと感じたからだ。その先に見えるのは、今まで知り合った多くの実務家の先生方。私もそこに立ちたい。

 それは8ヶ月ほど前のことである。答案を添削してもらうために、研究室をアポなし突撃していた。答案に大きくペケが付いた。しかしあの成績通知書が叩きつけられて、なお三回目の受験をしようという私が、今更その程度のことで心折れるわけもない。書き直してまた突撃のくり返し。先生方もよく付き合ってくれたものだと思う。感謝しきりである。

 それは半年近く前のことである。司法試験をあと一ヶ月と少しというところで、私は風邪で一週間ほど寝込む羽目になった。大学の仲間が勉強をはかどらせているであろうこの時期に。だが私はかえって開き直っていた。二度と後悔しないように、すべてを司法試験にぶつける覚悟ができたのである。

 それは試験の日のことである。鬼門である短答式の時間中、となりの人がやたらと上着を着脱する。落語家以来の着脱っぷりである。そんなどうでもいいことが気になったこともあったが、それはあるいは余裕ができたからなのかもしれない。

 それは試験後から先日までのことである。もう司法試験のチャンスを失った私は、無職の道を避けるため様々な試験を受けていた。面接の為に自分の気持ちと向かい合う。本当にしたいことはなんなのか。自分のしたいことを探して面接へと向かう日々が続いた。

 そして、今、9月11日である。

 携帯電話から「合格おめでとう」との教授の声。法務省のホームページが混雑のためアクセスできず自分で番号を確認するより先に電話で人から伝えられる、というこの状況の切なさも忘れさせる一言。
 携帯電話を閉じて、私は半ば無意識に両の拳を天に向かって突き上げた。そのとき、自分が本当にやりたかったことに改めて気付いた。やはり私はこの道に進みたかったのだ。法曹として人を支え、人を救う道に。

 そして、世界は色を取り戻した。

 藤原 由季子/平成21年度修了生
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 こんにちは。4期未修の藤原由季子と申します。私は平成19年3月に岡山大学法学部を、平成22年3月に岡山大学法科大学院を卒業しました。大学時代は講義には比較的真面目に出席していたものの、サークル活動に主軸を置いており、大学卒業時の段階では各法分野の体系の概要を把握している程度の知識量でした。知識量の少ない私はロースクールに入学してから少し苦労しましたが、同じ道を目指す仲間や先生方のお力添えのおかげで無事合格することができました。ここをご覧になっている方々は、「岡大ロースクールがどのような雰囲気でどんな環境なのかを知りたい」と思ってらっしゃるのではないかと思うので、おもに雰囲気や講義内容等を記載していこうと思います。

 まず、岡山大学ロースクールは少人数制であるため学生同士の距離が近く、互いに切磋琢磨できる環境にあるといえます。また、学生同士の距離もさることながら、学生と教員との距離が近いため、勉強に関する質問や相談をはじめ、将来に対する不安や悩み等も相談しやすいといえます。私も試験の講評のほか、日々の授業で分からないことや疑問に思うことを直接何度も質問に行ったり、自分の勉強方法が間違っていないかなどを相談に行ったり…と何度も何度もたくさんの先生方にお世話になりました。

 また、講義内容としては、新司法試験に直結する科目はもちろん、岡山弁護士会の支援を受け様々な魅力ある講義が開講されています。例えば、民事訴訟実務や刑事訴訟実務、刑事弁護実務演習などの実務系科目や模擬裁判・エクスターンシップという実習科目などが挙げられます。実務系科目では民事の訴状作成や刑事の事実認定、最終弁論・論告求刑の作成等を学ぶことができ、自分が学んできた理論と実務がどのようにつながるかを知ると同時に、その難しさを垣間見ることができました。そして、模擬裁判では民事事件における弁護士の役割や証人尋問の大変さに触れ、エクスターンシップでは生の紛争に触れることができ、日々生じる紛争を法的に解決する難しさを体感することもできます。

 さらに、資料室や事務室をはじめ、学生が司法試験の勉強に集中できるようなバックアップ体制も充実しています。自習室も整備され、在学中のみならず卒業後も一定期間の利用が認められているので、複数回受験する学生も安心して勉強に取り組むことができます。
 ロースクールに入学すると勉強中心の生活となるので、今までの生活が一変する方もいると思います。最初は不安な気持ちになることもあると思いますが、同じ夢を目指す周りの同級生や先輩が日々全力で勉強に取り組む様子を目の当たりにし、次第に自分も仲間と共に頑張ろうという思いがわいてくるのではないでしょうか。
 ぜひ、皆さんには岡山大学ロースクールで合格を掴み取って頂きたいと思っています。私も卒業生として陰ながら応援しております。

 井筒 智子/平成22年度修了生

1 1回目受験の失敗を経て
 はじめまして。5期未習の井筒智子です。私は、鳥取大学を中退後、岡大法学部に入学、その後岡大ローに入学しました。そして、今年2回目の受験で司法試験に合格しました。
 ローでの3年間は私なりに真面目に勉強したつもりです。しかし、1回目の受験は明らかに準備不足でした。それに気づいたのが受験直前の3月4月ですが、卒業したての無茶な勢いのまま受験の日を迎えてしまいました。そのような状態だったので、去年は受験している真っ最中に「こりゃ駄目だ、今年の合格はないわ。演習量が足りない。しかも、事案分析もまともにできないし、あてはめなんてピンとも来ない。岡山帰ったら、これを踏まえてちゃんと計画立てて勉強しよ。。」と毎時間ごとに思ったものです。ただでさえ論文試験は時間がないのに、こんな事を毎時間思っている私が合格するわけはありません。もちろん結果は不合格、撃沈です。

 自分が1回目の受験で合格するとは思っていなかったので、受験が終わって岡山に帰ってきた次の日から本気モードでの勉強スタートです。受験中に体感したあの後悔を紙に書き出し計画を立てるところからスタートしました。リベンジ合格に向けての順調なスタートです。順調なスタートを切った去年5月から4か月後、合格発表がありました。同期入学の友人達の大量合格です。自分の不合格には確信があったので、不合格の事実にショックはありませんでしたが、友人がこんなにたくさん合格するとは実際思っていなかったので、置いて行かれた。。。という寂しい気持ちになったことを今でも覚えています。
 あやうく心折れそうになりましたが、ここで失速するわけにはいきません。合格発表の次の日、複数の先生方に答案添削やゼミをお願いして歩きました。いきなり押しかけた上に「毎週お願いします!」と非常識で無理なお願いをしたにもかかわらず、快く引き受けてくださった先生方には本当に感謝しています。

 今年2回目の受験で合格できたのは、このような先生方の強力なサポートとゼミの仲間の存在があったからだと今実感しています。そうです、私の今年の合格を述べるには欠かせないのがゼミの仲間の存在です。去年の合格発表日の翌日、私と同様に「置いて行かれた。。。」と感じている友人、4人でゼミを組むことにしました。4人でゼミを組もうという話になった時にこの4人でなら全員が良い方向に行くのではないかなぁと感じました。ゼミがうまくいく秘訣は、まず自分より学力がある人に入ってもらうこと、次にどんな面でもよいので自分が尊敬できる面をもっている人と組むこと、でしょうか。私にとって、このゼミの仲間は完璧でした。
 自分の気持ちを同じ立場で理解してくれる仲間がいるという事は心強い事です。受験勉強は長期戦です、受験勉強をしていれば不安や焦燥感、自己嫌悪、様々な負の感情が自分を襲います。そんな時に、ただ「怖いね。。。」と言えば、「うん、怖いね。。。」と返ってくる、そんな時、私だけじゃないんだなぁと少し安心すると同時に気が楽になることもあるのです。

 私は、そんな仲間とほぼ全教科ゼミを組みました。毎日顔を会わせるので遠慮はありません。その無遠慮さは勉強面でプラスに作用し、ゼミは何でも自由に議論できる場であったと感じています。実際、このゼミのおかげで事案分析能力は鍛えられ、また、判例の理解も進んだような気がします。
 寂しい気持ちからスタートした去年の9月でしたが、毎日のゼミや答案作成のおかげで、受験までの8か月は本当に楽しく、法律の勉強って楽しいなと感じながら充実した毎日を送ることができました。やはり、この仲間と組めたことが本当に幸せだったのです。ただ、4人の力だけで楽しいゼミができた訳ではありません。授業とは全く関係のない問題集であるにも関わらず、お忙しい中毎週答案を添削して下さったり毎週何時間もゼミをして下さった先生方や、勉強だけに専念できる環境を作ってくれた家族の協力があってこそだと思っています。
 先生方の全面的協力の下、良い仲間と共に切磋琢磨できた今年1年、本当に周りの人への感謝を実感した1年でした。この感謝の気持ちは、去年合格していたら感じなかった気持ちかもしれない、というのが素直な気持ちです。本当にありがとうございました。

2 皆さんへ
 このページを見てくださっている皆さんが良い仲間に出会えるかは、運の要素が入っています。しかし、周りは法曹を目指しローに入った意識の高い人ばかりですので、良い仲間に出会える確率は高いといえるでしょう。そして、岡大ローには基礎学力の向上と司法試験合格に向けて全面的に協力して下さる強力な先生方がいらっしゃいます。周りのたくさんの人に支えられている幸せを感じながら、皆さんが楽しく勉強し司法試験に合格することを心からお祈りしています。

 川端 美智子/平成23年度修了生
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1 はじめまして。岡山大学大学院法務研究科未修コース出身の川端美智子といいます。私は平成21年4月に入学し、同24年3月に修了した後、同年の司法試験に合格しました。以下では、私の岡大ロースクール生活の中で印象に残っていることをいくつかご紹介します。

2 私はよく、授業の後に先生に質問をする学生の列の最後尾に並んで延々と質問し続けたり、先生の研究室に押しかけて質問したりしていました。もちろん授業内容で疑問に思ったことや、勉強内容で理解できなかったことを質問させていただくのが中心でしたが、時には学生生活上の悩みを聞いていただいたり世間話をしたりすることもありました。

 岡大ロースクールは、学生と先生の距離が本当に近いです。自習室から階段を下りて渡り廊下を渡ればすぐに研究室棟があるという物理的側面のみならず、少人数体制の下で先生方が個々の学生に対して真摯に指導・支援してくださるという制度的な面、心理的な面でも近いのです。学校と先生と学生が一体・一丸となったアットホームな環境の中で、落ち着いて日々勉強に専念することができました。

3 先輩からも沢山のことを教えてもらいました。各授業の効率的な予習復習方法や定期試験対策なども教わりましたが、特に、司法試験過去問の分析・研究の仕方は、ロースクールにいらっしゃった先輩方と出会えたからこそ学ぶことができた重要な勉強方法でした。また、学生生活で困ったことがあればすぐに助けてくださったり、試験前に応援メッセージをくださったり、精神的にも支えていただきました。

4 岡大ロースクールでは、研究者の先生以外にも、多くの実務家の先生や講師の方と出会うことができます。ロースクール生活は基本的に机に座って一人で勉強することが中心となるため、人との出会いが少なくなってしまいます。その中で、検察官や裁判官など多様な経歴のある弁護士、裁判官、検察官、司法書士、土地家屋調査士、元市役所職員など、社会で実際にご活躍されている先生方にお会いすることで、新鮮な刺激を受け勉強する活力が湧きました。

5 岡大ロースクールで、友人と切磋琢磨して自分を成長させる努力を継続し、先輩方に助けてもらいながら、学校と先生からの充実したサポートを受けられたことが、合格につながったのだと思います。
 ロースクールでの生活は、自分の能力や将来に不安を感じながら勉学に励む日々の繰り返しで、決して楽なものではありません。しかし、私の合格体験記を読んでくださった方が一人でも多く岡大ロースクールに入学され、恵まれた環境のなかで自分を磨き不安を乗り越えて、合格を手にされることを願っています。

 髙山 裕子/平成23年度修了生

1 はじめに
 こんにちは。岡山大学法科大学院6期未修の高山裕子です。私は、学生時代法学部に所属していましたが、大学時代には司法試験を見据えた勉強はしていなかったため、実際には法科大学院の3年間の勉強により合格することができたと考えています。なので、今まで一切法律に触れたことがない方、法曹の道を志すことに不安を感じている方の参考にしていただけると嬉しいです。

2 大学院時代
 大学院に入学した当初は、授業に出席することで精一杯で、試験を見据えた勉強は一切できていませんでした。しかし、大学院1年生の夏頃から、試験を見据えて勉強することの必要性を感じ、まずは、勉強方法の本を何冊か買い、効率のよい勉強方法を追及しそれを実践していくようになりました。
 そして、司法試験を受験することを念頭にその時点において自分に足りないことを常に分析し、その足りないものを授業、答練、ゼミなどで補うという勉強を行っていました。
 試験を受けるにあたっては自分の思考を確立し、問題演習を行う必要がありますが、岡山大学では、生徒数が少なく先生と学生の距離が近いことから、気軽に授業の終わりなどに質問にいくことができ、弁護士の先生とも話す機会があるので、自分の思考を確立するのに役立ちました。
 また、法曹になるという志をもって、真面目に勉強に取り組んでいる先輩や友達の姿も自分のモチベーションを保つ上でものすごく良い刺激となりました。

3 さいごに
 試験会場では、自分の持っている力以上のものは決して出せるものではありません。
 そして、試験会場で自分にあるのは3年間の積み重ねだけです。そのため、自分の続けることのできるペースで3年間を走り続けることが必要だと思います。私は、オフとオンの切り替えが上手ではないので、軽い運動など、勉強の邪魔にならない気分転換を図っていました。
 3年間はとても長く、勉強のことで悩むことも多くあると思います。岡山大学では、先生方に勉強の相談をする機会が設けられており、勉強に不安があるときなどアドバイスをしてもらえるため勉強のことで悩んだときにはとても参考になると思います。
 また、先生方は積極的に生徒の意見を取り入れ、学生が勉強しやすい環境を整えてくださっています。多くの方が岡山大学で勉強をし、司法試験に合格することを願っています。

 武田 彩/平成23年度修了生
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 平成24年に本法科大学院を卒業して、同年の司法試験に合格した武田彩です。私は徳島県出身で、岡山大学法学部からそのまま本法科大学院に進学しました。7年間過ごした岡山は、私にとって第2の故郷です。勉強に集中できる環境を与えていただいて本当に感謝しています。今回は、3年間のロースクール生活で感じたことについてお話ししてみようと思います。

 ロースクール1年生のときは、授業の予習や復習に追われていました。答案の書き方もよくわからず、4年間の大学生活を何度も後悔しました。3年後には司法試験に合格できるのか不安でしたが、その不安は勉強することでしか取り除けないと思い、1年生のころから自主ゼミに参加しました。

 2年生になると演習が始まるため、一層予習・復習に忙しくなりました。司法試験に合格するためには、基本書を読んだり授業で習ったりしたことを答案にどう表現するかが重要だと思い、自分で論証ブロックを作ったり市販のものを自分なりに書きかえて勉強しました。

 択一模試や論文講座にも積極的に参加し、一度始めた模試や講座を決して休みませんでした。「継続は力なり」といいますが、休まず模試等に取り組み続けたことは、試験本番で最後まで諦めない粘り強さにつながったと思います。

 3年生では、多いときには1週間に10通以上答案を書いて、答案構成にかかる時間や書くスピードが落ちないようにしました。自分の思考の跡が辿れるような読みやすい答案を心がけ、継続的に友人と答案の読み回しをしました。また、友人と毎日のように集まって短時間ではありますが条文の素読など択一対策もしました。

 3年間のロースクール生活で感じたことは、時間だけでなく注げるやる気も有限だということです。思い返してみると1日1日必死でしたが、集中して勉強に取り組めたと思います。これから司法試験を受けられる方には、一瞬一瞬を大切にして全力で取り組み、合格されることを祈っています。最後になりましたが、熱心にご指導してくださった先生方、温かく接してくださった先輩方には本当に感謝しています。多くの人に支えられてきたことを忘れず、これからも一層努力してきたいと思います。ありがとうございました。

 藤岡 香菜/平成23年度修了生  3年間を振り返って

 こんにちは。岡山大学法務研究科6期未修の藤岡香菜と申します。私は、岡山大学法学部出身で、本研究科を経て今年の司法試験に合格することができました。ここでは、私のロースクールでの生活についてお話しさせていただきたいと思います。

 まず、岡山大学の授業について、1年次は講義形式の授業がほとんどで、2・3年次からは演習形式の授業が中心になります。演習では、1年次に学んだ内容をより深く掘り下げるため、授業の準備は大変でした。他方、実務系の科目も増えて、実務家の先生方の経験談等を聞くことができるため、授業は楽しいです。私は、学部時代に自由気ままな生活をしていたおかげで、ロースクールに入学した当初は、一定時間机に向かうということすら結構苦痛でした。それなので、学部時代にあまり勉強をされていない方は、一定時間机に向かう習慣を早いうちに身に着けておいたり、気分転換の方法を考えておくと入学してから少し楽だと思います。

 勉強環境としても、自習室は午前7時から午後10時まで開室しており、資料室には十分な冊数の書籍や雑誌がありますので、調べ物や勉強のための施設は十分であると思います。また、先生方によるバックアップも充実しており、お忙しいにもかかわらず、突然研究室に質問に行っても対応していただけました。学生の人数も多すぎないため、先輩との距離も近く、役に立つアドバイスをいただくこともできました。

 ときには、勉強がつらくなることもありましたが、同じ目標に向かって頑張っている仲間がいることは心強く、自分への刺激にもなります。司法試験は5日間の長丁場であり、精神的にも体力的にも厳しい試験です。それでも私が合格することができたのは、岡山大学で信頼できる先生や一緒に頑張ってくれる仲間を見つけることができたからだと思います。これをご覧になっている方が、少しでも岡山大学に興味を持ってくだされば幸いです。

 ありがとうございました。

 正岡 諭/平成23年度修了生
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1、はじめに
 こんにちは。7期既修者として入学し、平成24年に法務研究科を修了した正岡諭と申します。自分が司法試験に合格できたことが未だに信じられませんが、入学希望者の方々の参考になればと思い、法務研究科での生活や司法試験受験までどのような感じだったのかを書きたいと思います。

2、一年次
 一年次の前期は、授業数が多かったことや演習形式の授業についていけなかったこともあり、授業の予習、課題、中間・期末試験対策で手一杯でした。

 周りの人たちが優秀で、できない自分と比較してよく落ち込んでいました。授業が大変だったことに加え、自分に自信を持てず精神的にも弱っていたため、非常にしんどかったのを覚えています。
 それでも、何とか前期を切り抜けることができました。同期の人たち、先輩方の支えがあったからです。同期の人たちとは授業の予習や課題等で協力しあい、先輩方には資料を頂いたり勉強を教えて頂いたりしました。また、先生方も質問に丁寧に答えて下さったり、ゼミを受け持って下さったりとしっかりサポートして下さいました。
 後期になると、授業や試験の数が減り、少し余裕が持てるようになりました。私はこの頃から司法試験の勉強を意識し始めました。授業では、予習段階では自分ならどう答案を書くか答案構成をするようにし、授業で扱う判例の規範を覚えるように意識したり、授業中はレジュメの問題文の事実をどう評価できるか考えてみたりしていました。また、予備校の答練も受けてみました。答練では思うように答案を書けず評価も酷いもので、かなり落ち込みました。しかし、そのおかげでこのままではまずいと感じ、司法試験に向けてどのような勉強をすればよいか真剣に考えるようになりました。

3、二年次
 一年次から二年次に上がる間の春休みには本格的に選択科目の勉強を始めました。薄い基本書を二回程読みました。
 二年次になると授業数が減り、自分の勉強時間をとれるようになりました。そこで、新司法試験の過去問や問題集を中心に答案の書き方を検討し、予備校の答練も受けて初見の問題を時間内に解く練習もしました。また、岡大では先生方が学生の指導に熱心なこともあり、ゼミをもって頂いたりもしました。
 さらに、先輩方がされていた自主ゼミにも参加させていただきました。先輩方が丁寧に教えて下さり、自分のできていない部分を埋めることができました。また、自主ゼミでは同じ目標に向かう仲間が集まるので精神的な支えになりました。

4、修了してから司法試験受験まで
 修了してからは短答対策に追われ、答案を書くことは減りましたが、自主ゼミは続けました。司法試験は自主ゼミのメンバーで行動を共にしました。同じホテルに泊まり、一緒にご飯を食べ、バカな話をして一緒に笑いました。司法試験は、当日はもちろんですが、受験までの期間も不安に押しつぶされそうになり、眠れなくなったり、下痢をしたりと非常に苦しいものでした。しかし、自主ゼミの仲間に支えられなんとか乗り切ることができました。メンバーの方々には本当に感謝しています。支えてくれる仲間の存在が本当に有難かったです。

5、最後に
 岡大では本当にたくさんの先生方、先輩方にお世話になりました。岡大の魅力はやはり、先生方のサポートが手厚いことや、先輩方との交流があり後輩の面倒を見てくれるなど人的交流が密で、皆が一丸となって頑張ってゆけることだと思います。一人で困難に立ち向かうよりも、皆で一緒に立ち向かったほうが力強くそれを乗り越えていけるのではないでしょうか。そのような環境があったからこそ、私は司法試験に合格できたのではないかと思います。
 少し長くなってしまいましたが、この体験記が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

 髙原 成明/平成23年度修了生

1 自己紹介
 7期既習の高原と申します。私は岡大教育学部出身です。卒業後、津山市役所に就職しました。平成21年に自己啓発休業制度ができたので、それを利用して、平成22年に岡大ロースクールに入学しました。
 平成24年3月にロースクールを修了し、同4月に復職しました。司法試験は同5月に受験し、同9月に合格しました。

2 ロースクールでの生活
(1)入学当初
 科目の履修選択、クラス選択(担当の先生が異なります)、その他学校生活上の注意点(自習室その他の施設の利用など)などについて、未習コースから進級された方が、親切に色々教えてくださいました。そのおかげで、スムーズに学校生活を送ることが出来ました。岡大は、少人数でアットホームな雰囲気があり、未習・既習の区別も特にないので、既習コースの方も安心して、本学に入学頂けると思います。

(2)1年前期(2年次配当)
 入学当時の演習の予習に追われて、あっという間に終わった感じがあります。
 特に予習が大変な科目は、同級生と協力してしのいだと思います。本学は、中間試験が多いと思いますが、これは無料の答練であると割り切ってしまえばよいと思います。また、先生方と距離が近いので、採点後の個別の講評には気持ちよく応じてくださいます。
 また、2年次配当から、要件事実を学ぶことになります。この要件事実は、民事系科目を解答する際の、基本となる概念なので、しっかりと身に付ける必要があります。本学では、元裁判官の実務家教員が、分かりやすく教えて下さるので、要件事実がしっかりと身につきます。
 他に、本学には多くの受験生に分かりづらい行政法に関して、分かりやすい講義ができる先生がいらっしゃるので、この点も魅力です。
 受験勉強としては、択一対策に本腰を入れていました。肢別本や体系別過去問を繰り返ししていました。
 論文対策は特にしておらず、授業の予習に追われていました。今から思うと、新司法試験の過去問の分析や旧司法試験(平成以降だけで結構だと思います)の答練を自主的にしておけばよかったと思います。早めに司法試験の合格に必要なものは何かを知り、不足を埋めるために授業を利用する、というのが理想です。

(3)1年後期(2年次配当)
 学校生活にも慣れ、授業にもなんとかついていけるようになりました。
 選択科目は、2年次配当学年の夏休み中には決めておきたいものです。
 私は経済法を選択しました。全く未知の科目でしたので、大学の講義を聴講しておおまかな知識を得るようにしました。他の選択科目でも、予備校の講座、大学の講義などを活用してできるだけ早く手を付けるべきです。
 受験勉強としては、択一対策の続きと論文対策として年明けから予備校の答練などに参加するようにしました。
 論文について、定義や規範などは、授業を利用してカード化したり、予備校の本に書き込んだり、修正したりしてカスタマイズし、一元化を図るようにしました。パソコンを利用して、いつでも編集しておけるようにしておくのも良いです。

(4)2年前期(3年次配当)
 既習コースの方は履修科目の制約上、この時期に修了要件を満たすため、受験とは関係のない科目も多く取らなければなりません。受験前のストレスにならないように、自分が興味のある科目を選択することをお勧めします。
 また、この時期は予備試験が行われます。私も受験しました。択一は通りましたが、論文では、落ちてしまいました。予備試験は新司法試験の試験委員が出題する試験で、択一は8割が新司法試験と共通です。このため、新司法試験の模試として、受験することを強くお勧めします。特に、択一に合格すれば論文を受験することが出来ますし、成績が返ってくれば、自分の論文の力を分析することが出来ます。
 その他の受験勉強ですが、この時期には、択一対策は既に終わっていました。このため、論文対策に集中することが出来ました。
 新司法試験の過去問、出題の趣旨、ヒアリング、採点雑感などを分析し、予備校の出している優秀答案集と比較しながら、何が問われて、何を答えることが要求されているのかを理解するように努めました。

(5)2年後期(3年次配当)
 最後の学期ですが、それなりに履修していたので、受験勉強に専念できたわけではありません。しかし、履修科目を上手に利用して、規則正しい生活を維持することのほうが、形式的な受験勉強の確保より重要だと思います。これは自戒を込めて申し上げますが、特に、試験本番と同様の時間帯でしっかり頭が働くように、日々の生活を律することが必要です。
 受験勉強は、論文一本でした。私は択一の勉強が終わり、TKCの模試でも点数が維持できていましたから、特に択一対策はしていません。しかし、択一に受からないと試験に合格しないだけではなく、論文が採点されないことから、論文の自己分析ができません。択一には絶対に受かるようにしなければなりませんから、TKCなどの全国模試で平均点+10点に満たない方は、択一対策も十分にすべきです。
 さて、論文ですが前期の続きを繰り返すだけです。予備校の答練は年明けから始めました。これは大いに反省すべきことですが、できれば授業をうまくやりくりして、年内からすべきだったと思います。また、年明けからの答練もさぼりがち、遅れがちだったので、これも反省です。

3 受験直前、当日
 私は受験直前は市役所に復職していたので、仕事の合間に勉強しました。しかし、復職から受験までは50日程度で、短期間なので他の人にそこまで差をつけられるわけでもないと判断し、開き直っていました。私の場合は極端ですが、この時期は新しい参考書などに手を出さず、今までの自作カード、書き込みした予備校の本、新司法試験の過去問、出題の趣旨など、予備校答練の復習などに限定した方がよいです。また、受験勉強より、体調管理、規則正しい生活を心掛けてください。私は服用しませんでしたが、一定の時刻に眠れるように睡眠薬を処方してもらいました。夜型の生活をされている方で、自力でどうにもならない方は、受験当日から逆算して1~2か月前ぐらいから、睡眠薬を服用する等して対策した方がよいです。
 受験当日は、下見をしたことがある大阪会場にしました。余裕があれば、自分が受験する会場は下見した方がよいです。特に、コンビニ、薬局、食事の場所など、日常生活に必要なものを入手できるところは確認した方が安心できます。宿泊施設から会場までの経路も確認できるとよいです。
 宿泊施設については、試験が約1週間掛かることから、長期滞在を意識して、選んだ方がよいです。
 また、持参物ですが、自分が使っている胃薬などの常備薬、最後に見直したいノート等を持っていきました。受験勉強はこの時期に見返せるコンパクトなノートの作成が目的だという人もいます。そのような重要な勉強道具の他に、余裕があったら見たい基本書や参考書なども持っていきました。これは、安心を得るためです。実際に見なくても、見ることができるという安心感が、試験の良薬です。荷物は、先に宿泊先に郵送しましたので、その点も心配することはありませんでした。
 私は前日には大阪入りし、会場までの経路を確認して、早めに寝ました。
 初日の選択科目、公法系は手ごたえが十分でしたが、結果は選択がよくありませんでした。
 二日目の民事系は、手ごたえがありませんでしたが、結果は良かったです。
 三日目の休日は、刑事系の準備に費やしました。
 四日目の刑事系は、力みすぎて、手ごたえも、結果も一番悪かったです。
 五日目の択一は、完全に開き直り、リラックスして受け、手ごたえも結果も上々でした。
 以上、つれづれなるままに書き連ねましたが、力んだりした科目は手ごたえに関わらず結果はよくなく、リラックスしたり、守った答案に徹した科目が結果がよいことが分かりました。良い答案を書こうとするのではなく、手堅く、守る答案を書いたほうが、結果がよくなると思います。

4 予備校の答練について
 ここで予備校の答練について申し上げます。準備不足を気にする人がいらっしゃいますが、答練はとにかく書くことに意味があります。一定の勉強(2年次、3年次配当学年に進級できればその段階にあるといってよいと思います)が済んだのであれば、論文対策ができようが、できまいが答練を受けるべきです。書いて、採点され、失敗点(イメージ通りに答案が作成できないことを失敗と呼びます)を分析し、その失敗を次回繰り返さないようにすることが、答練の目的だからです。
 答練の点数は全く気にしなくて結構です。私は、とある予備校の直前全国模試で合格ギリギリの評価を受けましたが、本試験では全く異なる結果になりました。このように、予備校の採点・評価は、本試験と全く異なります。失敗点を見つけること、表現上の指摘を受けること、純粋な知識の誤りの指摘を受けること、時間配分の練習台にすること、など目的を決めて、予備校を利用する必要があります。もちろん、予備校の採点・評価がよければ、自信の材料にすればよいと思います。

5 受験勉強について
 最後に、私が受験勉強に意識した点を述べます。皆さんの参考になるか不安ですが、自戒を込めて述べます。
(1)択一について
 択一対策には、知識と技術が必要です。
 私は、択一の肢は、正しいものを選ぶのではなく、間違いがみつかるか(確実に×)、みつからないか(暫定的に○)で判断していました。択一を作る試験委員は、間違いの肢に間違いの箇所を紛れ込ませます。その間違いの部分には、試験委員が重要な部分だから正しく判断してほしい(間違いに気付いてほしい)というメッセージが込められています。そこで、過去問を分析し、どの肢の、どの部分に間違いを紛れ込ませているのかを把握し、試験委員が重要だと考える部分をしっかり勉強してください。結論の部分、理由の部分、要件の部分、効果の部分など、様々考えられます。択一の肢の文章を分解し、過去問の「引っ掛け」パターンを理解しましょう。
 技術については、肢に印をつけるとき、確実な間違いを見つければ×、確実に正しいと判断出来れば○です。グレーの判断の時には△をつけていました。さらに、グレーの時でも間違いがありそうな場合は△-、どうも正しそうだと思えば△+というようにして、印をつけ、最後に選択肢の組み合わせ(アとイ、アとオならば、イかオの判断で正誤が決まります)と突き合せて、より「正解っぽい」ものを選ぶようにしていました。このような技術はすぐに使えるものです。TKCや予備校の答練で練習を積めば、精度が増し、素早く解けるようになります。

(2)論文について
ア ゴールから思考する
 合格するには合格答案を書かなければなりません。合格答案とは、きちんと問いに答えた答案です。そこで、過去問、出題の趣旨、ヒアリング、採点雑感、合格答案を分析して、①何が問われているか、②何を、③どのように書けば問いに答えたことになるのか、を理解するように努めました。
イ 法律の文章の構造を理解する
 答案は法律文章です。法律文章には決まった構造があります。問題提起⇒論証⇒規範定立⇒あてはめ⇒結論の構造です。そこで、今どの部分を書かねばならないのかを意識しながら、論文を書くように努めました。また、判例や基本書などを読む際にも、構造を意識することは効果的です。
ウ 日々の勉強、答練、模試
 日々の勉強はアとイの繰り返しです。その成果を図る「予行演習」が答練、模試です。アでイメージした答案が書けたかどうか、書けなかったらなぜなのか、という分析を繰り返すことが重要です。
 また、通常は問題文への書き込み⇒答案構成⇒答案作成という流れですが、これを逆算することも有用です。つまり、合格答案⇒答案構成⇒問題文への書き込みというようにすれば、合格者の思考を追跡でき、問題文の読み方や効率の良い答案構成もできると思います。